太陽光発電の基礎工事から完成まで
M.I
今回も太陽光発電工事の様子を紹介します。
ソーラーパネルを設置して電線をつないでいくということは共通していますが、設置する場所や状況によって大きく様子が変わります。規模も2~3人で完成できるものから、100人以上の規模のものまで様々です。
上の写真は野立ての太陽光発電所の完成写真です。完成後のドローンでの撮影の機会も増えてきました。あまり大規模ではないものでも、完成後しばらくすると地図ソフトなどの航空写真ではっきりと確認することができます。「地図に残る仕事」とは少し違うかもしれませんが、自分たちの仕事が目に見える形に残るのは嬉しいものです。太陽光発電工事のやりがいの一つです。
整地など土木工事を終えると、まずは測量・墨出しの作業をします。
急峻な山の中で工事をすることもあります。写真には写っていませんが、富士山のよく見える現場でした。
基礎工事の杭打ち作業です。現場にあわせて、いろいろな杭を丁寧に打ち込んでいきます。太陽光ならではの工事風景です。
この作業は、屋上に設置する場合の基礎工事です。専用の特殊な台を取り付けています。取り付けた後の防水施工も大切です。
基礎工事を終える頃合を見計らって、架台を搬入します。
きっちりと調整をしながら架台を組んでいきます。次々と架台が組みあがっていくと現場の風景はガラッと変わります。
こちらは金属製の折半屋根の上に架台を設置しています。こまかな調整が肝心です。
屋根の上で太陽光パネルを取り付けています。パネルの下に身体をいれる隙間がなくなってしまうので、ケーブルをつなぎながら取り付けていきます。スピード勝負の作業です。
基礎や架台の調整がちゃんと出来ていれば、取り付けはどんどん進みます。平地でのパネル取付はしっかり裏側に人が入れます。作業は比較的楽です。
太陽光パネルの電気を集めるために、長いケーブルをつないでいきます。パネルを取り付ける前に準備しておくと、後の作業が進めやすくなります。
一定の数でまとまった太陽光パネルの電気は、さらに太いケーブルをつないで運ばれます。太いケーブルはとても重いんです。
伸ばしてきたケーブルを、一本ずつ大小の箱につなぎ込んでいきます。これらの箱で電気を集積、整流、変圧して電力会社やご家庭に運ばれていくことになります。
ここまで太陽光発電所をつくる工事の大まかな流れをご紹介しましたが、まだまだお見せしきれない作業がたくさんあります。引き続き、現地からのレポートをお送りしたいと思います!